新型コロナウイルスのワクチン接種の担当大臣が河野太郎氏に決定し、
ファイザー社のワクチンの供給契約合意など、いよいよ日本でのコロナワクチン接種について現実味があるものとなってきました。
今回はその中でも妊娠中の方や妊娠を希望されている方、
さらに不妊治療中の方への影響をまとめました。
それでは「コロナワクチンは妊婦(妊娠中)、不妊治療中の人は接種できる?いつから?」についてお伝えしていきます。
コロナワクチンは妊婦(妊娠中)、不妊治療中の人は接種できる?いつから?
日本でのコロナワクチンの現状

日本でのコロナウイルスワクチンの接種は
2021年2月下旬~とされています。
ですが、ワクチンの供給などの都合で、
コロナにかかりやすい人が優先して接種できます。
優先されるのは、
医療従事者・高齢者(65歳以上)・基礎疾患がある人・高齢者施設などの職員・肥満の人(BMI30以上の人)など
※基礎疾患の詳細の項目はコチラ(厚生労働省PDF)
※「新型コロナウイルス感染症に係るワクチンの接種について(案)」12/23提示より
上記に当てはまらない国民は、5月以降に!


妊婦(妊娠中)、不妊治療中の人は接種できる?いつから

それでは、妊婦(妊娠中)、不妊治療中の人はどうでしょうか。
日本生殖医学会が
1/18に発表した資料(第 10 版、11 版となる米国生殖医学会による)には下記のようにあります。
精子や卵子、胚、またその後の妊娠に対して新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染が与える影響については、まだほとんど分かっていません。
非常に大まかに言って、精子や卵子、あるいは胚が新型コロナウイルスに感染する可能性は非常に低いということが既存の科学的根拠から示唆されてはいるものの(2、3)、データはまだ不十分です。他のウイルス性疾患と同様に COVID-19 についても、妊娠していない女性と比較して妊婦では疾患が重症化する可能性が高まるのではないかと指摘されています。
上記にもあるように、コロナウイルスの妊娠されている方への影響は
データが少なく、まだ研究中の段階であることのようです。
ですが、コロナウイルスワクチンについては、下記の見解を示しています。
不妊治療を受けている者や妊婦は、適正基準に従ってワクチン接種を推奨されるべきです。ワクチンは生きたウイルスではないため、ワクチンを投与したからといって妊娠の試みを延期する理由はなく、また、2回目の接種が完了するまで不妊治療を見合わせる理由もありません。
ワクチンの成分は、生きたワクチンではないため、
妊婦や不妊治療中のカラダには影響しないという見解です。
ただし、過去に別のワクチン接種で強いアレルギー反応があった方は注意が必要です。
さらに、厚生労働省のHPでは下記の見解です。
妊婦を優先するかどうかや、子どもが接種の対象となるかどうかなどは、安全性や有効性の情報などを見ながら検討されます。
つまり、妊婦の方の接種についてはまだ検討中ということです。
妊婦の方の接種については、まだ認証するだけのデータがないためのようです。
ただ、妊娠を希望される方や不妊治療中の方は、一般の国民と同様5月以降になることが考えられます。
まとめ
●日本では、コロナウイルスワクチンの接種は2月下旬から
●医療関係者や高齢者、基礎疾患のある方は優先される
●上記以外の一般国民は5月以降
※妊娠を希望される方、不妊治療中の方は恐らく5月以降が有力
●妊娠中の方の接種時期は、優先されるか検討中


