今や国内では約8600万人が利用している無料メッセージアプリ『LINE』。
さらには世界では、なんと230以上の国で利用されています。
メッセージのやり取りの他にも、
通話、ショッピング、送金や株の取引き、行政サービスなど多岐にわたります。
さて、2018年から32回にわたり中国の委託業者が『LINE』利用者の個人情報サーバーにアクセスしていた問題。
この業者の業務内容は、不適切な投稿の監視業務でした。
1日9万件もの投稿内容を監視する業務だったといいます。
行政機関などは、行政サービスなどに『LINE』を使用しており、
この問題を受けて『LINE』の一時停止などの対策が取られました。
『LINE』を運営するLINE株式会社では、「不正アクセスや情報漏えいはない」としていますが、個人情報保護委員会は、3/22を期限に報告や資料の提供を求めています。
※ニュースの詳細は(Yahoo!ニュース)をご覧ください。
さらに私たち個人の情報がどこまで閲覧可能になっていたのか、
中国というお国柄だけあってちょっと心配ですよね。
この記事では、下記をまとめました。
●LINEデータ管理の実態
●読んでないでは済まされない!プライバシーポリシー
●トークの暗号化の仕方
それでは「【要暗号化設定】LINEのデータ管理の実態は?中国での閲覧は知らない間に了承していた?」についてお伝えしていきます。
Contents
【要暗号化設定】LINEのデータ管理の実態は?中国での閲覧は知らない間に了承していた?
LINEの運営会社、LINEのデータ管理の実態は?

LINEの運営会社とは?
LINE株式会社の大元の会社は、韓国の企業NAVER(ネイバー)。
知っている人も多いかもしれませんが、
2020年まで運営されていた「NAVERまとめ」のサイトを運営していた会社です。
そのNAVERが日本法人として、作ったのが現在のLINE株式会社の前身。
そこで2011年に開発されたのが『LINE』です。
現在の会社の役員も日本人のほか韓国人の顔ぶれもあります。
※役員の詳細は公式サイトへ
2021年3月1日より、LINE株式会社は、NAVERとソフトバンクとの経営統合のため2社の傘下になったことも話題になりました。
LINEのデータ管理の実態とは?
LINE株式会社では、
日本国内ユーザーのデータを項目にわけて日本と韓国で管理しています。
※情報はLINE公式サイトより
●日本で管理 | ●韓国で管理 |
トーク・ID・電話番号・メールアドレス・名前・住所等・友達リスト・アドレス帳・通話履歴・位置情報・LINE内サービスの決済履歴 など | 画像・動画・アルバム・タイムライン・LINEPayの取引き履歴 など |
中国での閲覧は知らない間に了承していた?
LINEのプライバシーポリシーには下記のようにあります。
5.c.グループ会社間の共同利用
当社は、一部の国または地域において「3.取得するパーソナルデータ」に記載されたパーソナルデータをグループ会社間で共同利用することがあります。例えば、グループ会社の提供するサービスでのアカウント開設の手間を軽減するため、LINEでご登録頂いた情報を当社のグループ会社が参照することがあります。
引用:LINE プライバシーポリシー
プライバシーポリシーは、アプリを使用するにあたって、
了承しているとみなされるので、上記に関しても運営側からは、「書いてあるよね?」と言われてしまっても何も言えません。
LINE今後の対応は?
上記のプライバシーポリシーに記載してあるものの、今回の件に関しては「利用者への説明が足りなかった」とし、
今後の対応としては下記があげられています。
「Letter Sealing」の暗号化設定をもう一度確認しよう
LINEには、「Letter Sealing」というトーク内容を暗号化するシステムがあります。
これは初期設定を変えない限り、OFFにはなりませんが、念のため確認しておくことをおすすめします。
「Letter Sealing」で暗号化されたトーク内容は、LINEの内部の人でも閲覧は不可になります。
下記の方法で確認できます。

最後までお読みいただきありがとうございました。
